1.うりずんの頃
作詞:永井龍雲
作曲:永井龍雲
恋破れ 夢破れ
今宵もまた涙
目を閉じて 思い出す
赤花(あかばな) 青い空
島の 無垢鳥(むくどり)に
大和(やまと)の水苦く
帰りたい 故郷(ふるさと)は今
うりずんの頃
母恋し 筆便(ふでだよ)り
潮(しお)の香 仄薫(ほのかお)る
小包(つつみ)開け 懐かしい
手作り 油菓子
南風(はよ)よ 涼やかに
小さき老人(おい)の背に
帰りたい 故郷(ふるさと)は今
うりずんの頃
若夏の 初初し
緑葉 胸を打つ
辛くても 生きて行く
宝のこの命
響け 美海(ちゅらうみ)に
三線(さんしん) 大らかに
帰りたい 故郷(ふるさと)は今
うりずんの頃
帰りたい 故郷(ふるさと)は今
うりずんの頃
2.雪の花
作詞:笹倉明
作曲:加藤登紀子
雪のひとひらがわたし
もうひとひらがあなた
はるかな空から 舞い降りて
めぐり逢えた不思議
命のひとひらがあなた
もうひとひらがわたし
この世でたった一度だけ
ひとつになれた奇跡
抱き合えば地獄 それとも夢
燃えつきて何処へ行くの
ああキラキラと 眩しいほど
美しい雪の花
キラキラと哀しいほど
美しい雪の花
雪のひとひらは独り
もうひとひらも独り
見知らぬ国へ舞い降りて
命の行方を探す
雪の温もりがわたし
その優しさがあなた
夜の谷間に降り積もり
ふたつの身体 つなぐ
悲しみのわけを いわないで今は
なんにも知らずにいたい
ああクルクルと風に舞い
はじけ散る雪の花
クルクルと夢に舞い
はじけ散る雪の花
ああクルクルと風に舞い
はじけ散る雪の花
クルクルと夢に舞い
はじけ散る雪の花
3.日々是好日(ひびこれこうじつ)
作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童
心に響けば すべて景色は絵葉書
短い言葉を添え つい誰かに自慢したくなる
子猫の欠伸も 風と雲のマラソンも
見慣れてるはずなのに 今日は何故か輝いてる
お元気ですか 逢いたいですね
一押しの話題ならば 素敵でしょう
明け方にあなたの夢 見たことかしら
照る日 曇る日 あなた想う日 日々是好日
小さな優しさ それに偶然出逢うと
オレンジ色に胸がほんのりして得をした気分
誰かの親切 別に私にじゃなくても
有り難うと言いたい そんな気持ちにさせてくれて
お元気ですか 嬉しいですね
たった今信じ合える そのことが
あなたとは例え遠く 離れていても
照る日 曇る日 愛が芽吹く日 日々是好日
照る日 曇る日 心弾む日 日々是好日
4.螢の提灯
作詞:阿久悠
作曲:宇崎竜童
女の方から通(かよ)って行くなんて
心ないとか はしたないとか
夜叉(やしゃ)みたいと恐がる人や
けものみたいと蔑(さげす)む人が
わたしのまわりにいるのです
それでも 恋は とめられなくて
わたし今宵(こよい)も 夜道を歩きます
水恋しさに 川辺(かわべ)に群れる
螢のあかり 貸しとくれ
ここからほんの十分ばかり
歩いて通うその間
わたしの足もと 照らしておくれ
ホーホー螢 ホの字の螢
螢の提灯 さげて行く
恋しさだけを ポカポカ灯(とも)し
夜道 坂道 暗い道
この身を焦(こ)がす 切なさならば
螢とおなじ 恋おんな
せめても月が 十三夜なら
迷いもせずに行けるけど
わたしの勝手を 許しておくれ
ホーホー螢 ホの字の螢
螢の提灯 さげて行く
恋しさだけを ポカポカ灯(とも)し
夜道 坂道 暗い道
ありがとう もうお帰んなさいな
あんたの恋に光りなさい
わたし 帰りは 夜明けです
夜明けです 夜明けです
5.乱~らん~
6.姉妹
作詞:多夢星人
作曲:堀内孝雄
妹よ 夜ふけにそっと
何処へ行くの
重い鞄 二つ提げて
子供だと思っていたが
いつの間にか
内緒ごとを 持っていたのね
私のことを 責めて
泣いてたくせに
あなたも恋をしたの
※馬鹿ね 私と同じ
悲しげな恋をして
どうするつもりよ
だけど あなたはきっと
泣かないわね 妹よ※
妹よ 夜明けの雨は
きっと寒い
傘を持って行くがいいわ
びしょ濡れのからだのままで
すがりついちゃ
恋の夢も 冷めてしまうわ
背中を向けていても
足音だけは
しっかり聞いているわ
いいわ 信じてあげる
私より何倍も
真面目なあなたを
だから 落着き先は
知らせるのよ 妹よ
(※くり返し)
7.風鈴
作詞:荒川利夫
作曲:花笠薫
風鈴の小さな音色が とても好きよと 楽しんだ
私の母の 想い出よ 夏の日暮れに 揺れてます
ひとりの庭先 縁側に
あの日のまゝに 風に鳴る
この風鈴は 母の声
逢いたい逢いたい 母の声
好きな人 いるならいると 教えなさいと 云われてた
やさしい母の 口癖よ 飾った写真の 微笑みが
涙をいつも 誘います
淋しいけれど ひとり聞く
この風鈴は 母の声
恋しい恋しい 母の声
笑顔で隣に いるような
あの日の声が 聞こえます
この風鈴は 母の声
逢いたい逢いたい 母の声
8.おとうさんへ
作詞:さくらなな
作曲:さくらなな
躰は大丈夫かい 元気で暮らせよと
電話の向こうの やせた姿が浮かびます
いつも照れては 目をそらす
そんなあなたの横顔が 懐かしい
もう会いたくても 会えないのですね
もう声を聞くことも ないのですね
いつもは無口な父が いい男性見つけろよ
ポツリと一言 お酒飲み干しつぶやいた
ふっと涙が頬つたう
心配かけてた 娘でごめんね
もう会いたくても 会えないのですね
もう声を聞くことも ないのですね
もう会いたくても 会えないのですね
もう声を聞くことも ないのですね
せめて「ありがとう」の言葉 言いたかった
9.夜空の誓い
10.恋人はいない
11.銃爪
12.朧月夜に死にましょう
13.恋は火の舞 剣の舞
作詞:多夢星人
作曲:堀内孝雄
好きだから 好きだから
ほかに言葉があるでしょうか
白い素肌が色づくほどの
恋の病に取り憑かれ
野火が走れば山が燃え
暗い夜空をあかあかと
私 そういう女です
※恋は火の舞 剣の舞
夢もうつつもありません
たとえ みじかい何日も
一生分だけ 生きてみる※
見せましょう 見せましょう
胸を開いて まごころを
うわべだけでは 愛せはしない
からだ流れる血潮まで
月が落ちれば闇になり
やがて朝日を連れて来る
私 そういう女です
恋は火の舞 剣の舞
ないてばかりじゃありません
花のいのちのはかなさを
知りつつ心に 火をつける
(※くり返し)
14.好きです日本-四季の絵本-
15.すっぴん
作詞:麻こよみ
作曲:佐瀬寿一
おんな盛りさ 化粧はしても
嘘も騙しも あるもんか
心はすっぴん まっさらさらよ
涙もろさが たまに傷
ぐっと冷酒 飲みほせば
目元ほんのり さくら色
切った啖呵は だてじゃない
姿・形にゃ なびかぬけれど
熱い情にゃ 身をまかす
心はすっぴん まっさらさらよ
惚れっぽいのが たまに傷
こんな女の 心意気
わかる人なら 惚れてやる
ちょいと自慢の この笑顔
心はすっぴん まっさらさらよ
負けず嫌いが たまに傷
媚は売らない 愚痴らない
下手ないい訳 野暮なだけ
生気のいいのが 売りもんさ
16.夜桜お七(ライブヴァージョン)
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